トンウォンF&B、発売40周年のヤンバン海苔に「窒素充填製法」導入 海外展開を加速
トンウォンF&Bは、発売40周年を迎えたヤンバン海苔に窒素充填製法「Fresh-Lock」を導入した。食感と風味を長く保ち、シリカゲルを年間約300トン削減しながら輸出時の品質保持期間を12カ月へ延ばし、海外市場の拡大を目指す。
トンウォンF&Bは、ヤンバン海苔に窒素充填製法を導入し、海外展開をさらに加速させる。(写真提供=トンウォングループ)

トンウォンF&Bは20日、今年で発売40周年を迎えたヤンバン海苔に、窒素充填製法「Fresh-Lock」を導入すると発表した。長年販売してきた同製品の品質を一段と高めるとともに、この新製法を海外市場の拡大につなげる方針だ。
窒素充填製法は、製品内部の酸素を減らしたうえで窒素を充填し、海苔のパリッとした食感と香ばしい風味を長期間維持する技術だ。焼き上げたばかりの海苔が持つ新鮮さを守り、時間が経過してもヤンバン海苔本来の品質を保つことを目的としている。
この製法では、乾燥剤のシリカゲルを入れなくても従来と同等の品質を維持できる。そのため、商品の鮮度を保つだけでなく、年間約300トンのシリカゲルを削減できるという環境面での効果も見込まれている。
トンウォンF&Bは、今回の技術革新を海外進出の拡大を支える重要な手段と位置付けている。海外向けの商品は物流に長い時間を要するため、輸送期間を通じて食感や風味を安定して維持できるかどうかが品質管理の重要な要素となる。
海外輸出の際に窒素充填とシリカゲルを併用すると、品質を維持できる期間は従来の6カ月から12カ月へ延びる。保持期間が2倍になることで、長期間の物流移動を伴う海外向け商品でも、品質をより長く保てるようになる。
同社は現在、ヤンバン海苔を約30カ国に輸出している。窒素充填製法による品質保持期間の延長を基盤として、今後は輸出先と海外事業の規模をさらに広げていく計画だ。
また、トンウォンF&Bはヤンバン海苔の発売40周年を記念し、来月20日まで消費者向けの景品イベントを実施する。イベントでは、1ドン分の純金などを景品として贈呈する。
トンウォンF&Bの関係者は「市場首位として、消費者により良い品質を届けるために新製法を導入した」と説明した。そのうえで、「今後も全工程で品質を高めるための取り組みを続けていく」と述べた。