STCO、既存店舗を活用しレディース・ストリート・子供服へ事業拡大。
メンズウェア中心のSTCOが、既存の店舗網を活用した「インショップ」戦略でレディースやストリート、子供服へと事業領域を拡大。家族層の取り込みを図ります。
| NBNTV=チュ・ヒョヌン記者 |

メンズウェアを中心に成長してきたファッション企業STCOが、レディースウェアとストリートカジュアルに続き、子供服へと事業領域を広げている。新規店舗を別途開設するのではなく、全国のSTCO店舗内に新ブランドのコーナーを設ける「インショップ」戦略により、顧客層の拡大を図る構想だ。
コスダック上場企業であるSTCOは、メンズウェアブランド「STCO」を中心に全国で170店舗を展開している。同社は既存店舗を新規ブランドの販売拠点として活用しており、独立した店舗を構える代わりに、STCOの店舗内に新ブランドのコーナーを構成する方式を採用している。
ブランド拡大の第一弾は、レディースウェア「UMEORA」だ。2025年秋冬シーズンにデビューしたUMEORAは、30〜50代の女性を主要ターゲットとし、通勤服や日常着を展開している。
UMEORAは当初13店舗での販売開始から、現在は30店舗まで導入を拡大した。STCOは年内に取扱店舗を40店舗まで増やす計画だ。直営店での売上実績に基づき代理店への展開を進め、来年の生産量も50%以上増やす方針だ。
また、ストリートカジュアル市場にも参入している。STCOは2026年4月、ストリートカジュアルブランド「NO-RATED」を発表した。10〜30代をターゲットに、ストリートファッションとスポーツウェアをラインナップしている。
NO-RATEDは現在、STCOの20店舗に入店しており、同社は年内に販売店舗を30箇所まで拡大する計画だ。
STCOが次なる新規事業として選定したのは、子供服だ。2027年から子供服のラインナップを拡充し、大人と子供が同じ店舗で衣類をまとめて購入できるよう、店舗構成を見直す計画を進めている。
メンズウェア中心だったSTCOの店舗に、レディース、ストリート、子供服を順次追加することで、家族単位の顧客までターゲットを広げる狙いだ。
ブランド拡大においてインショップ方式を選択した背景には、既存の流通網を最大限に活用できる点がある。新ブランドごとに個別の店舗を確保する必要がなく、STCOの運営を通じて蓄積した商圏情報や店舗運営のノウハウを転用できるというのが同社の説明だ。
STCOは、既存ブランドの流通網を新ブランドの市場参入基盤として活用しながら、ブランドごとの販売拠点を段階的に拡大していく方針だ。
STCOの関係者は「レディースブランドのUMEORAは前年比で2倍の成長を遂げている」とし、「新ブランドを通じてさらなる顧客層の拡大を目指していく」と述べた。

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