「慰謝料で相殺しよう」という夫の要求…5人きょうだいを育てる夫婦の葛藤と2500万ウォンの合意案
夫の不倫と精管切除、5人の子どもの養育をめぐる対立が「離婚熟慮キャンプ」で明らかになった。慰謝料2000万ウォン、月250万ウォンの養育費で合意する一方、最後の離婚判断では夫婦の選択が分かれた。
夫婦関係の修復を支援する番組「離婚熟慮キャンプ」で、不倫問題と子どもを育てる責任をめぐって対立する、5人きょうだいを抱えた夫婦の話し合いが公開された。番組では、夫の不倫に対する慰謝料の金額から、離婚後に5人の子どもの生活を支える養育費まで、夫婦が具体的な条件を調整していく過程が映し出された。

不倫の有責性と精管切除をめぐる慰謝料論争
映像に登場した専門家らは、夫の不倫について、夫側の有責性が大きいと判断した。夫が不倫の事実を認めていないことに加え、不倫相手の女性と一緒になって妻をあざ笑っているかのような態度を見せた点も、深刻な問題として取り上げられた。
こうした事情を踏まえ、専門家側は当初、慰謝料が最大で5000万ウォン以上になる可能性もあると言及した。ただし、妻が男友達と一緒にいた状況なども考慮し、最終的な提案額はそれより低い4000万ウォン程度に調整された。
慰謝料をめぐる話し合いの途中で、夫は自身が精管切除を受けた事実を持ち出した。そのことを理由に、慰謝料を免除してもらうか、少なくとも金額を引き下げてもらいたいという意向をにじませた。
夫は1999年生まれの満27歳で、妻に勧められたことがきっかけとなり、精管切除を受けるに至った経緯を説明した。夫はこの事情も慰謝料の調整に反映してほしいと考えていた。
しかし妻は、夫の過ちの方が大きいにもかかわらず、精管切除を理由に慰謝料まで「セムセム」、つまり同額として相殺するように扱おうとする夫の態度に、強い拒否感を示した。妻にとって、精管切除を受けたことと、不倫をめぐる夫の責任は、そのまま帳消しにできる問題ではなかった。
夫は、自分に申し訳ないという気持ちがあったため、かえって過ちを隠してしまったと話した。そのうえで、自身の月収が300万ウォンであることを根拠に、当初示された4000万ウォンの半分に当たる2000万ウォンまで慰謝料を下げて調整してほしいと求めた。
妻も夫が求めた2000万ウォンという金額に同意した。これにより、不倫問題をめぐる夫婦間の慰謝料は、最終的に2000万ウォンで整理された。
5人の子どもを育てるため、月250万ウォンの養育費で合意
慰謝料に続いて行われた親権と財産分与に関する話し合いでは、5人の子どもを誰がどのように支えていくのかという養育問題が扱われた。子どもの人数が多いだけに、離婚後の生活を支える養育費は、夫婦にとって重要な調整事項となった。
妻は、夫が妻の前婚による子どもを特別養子として迎えているため、離婚後も父親としての立場は維持されると説明した。その点を根拠として、妻は一部の子どもだけではなく、5人全員を対象とする養育費の支払いを求めた。
当初は、5人という子どもの人数を考慮し、1人当たり40万ウォンずつを支払う案が示された。この計算では、5人分の養育費は月額で合計200万ウォンとなる。
夫は自身の収入を踏まえながらも、最低限必要な生活費を除き、残った金額をすべて養育費として支払うことができるという意思を示した。月収300万ウォンから最低生活費などを差し引いたうえで、可能な限り子どもたちのために支払いたいと述べた。
その後、夫婦は子どもたちの将来を考え、1人当たりの金額を改めて調整した。最終的には、5人分を合わせて月250万ウォンの養育費を支払うことで合意に至った。当初算定された月200万ウォンから、合計額が引き上げられる形となった。
「信頼が壊れた」対「良い父親になりたい」―分かれた夫婦の選択
キャンプの最終段階では、夫婦が離婚するかどうかをそれぞれ選択した。しかし、慰謝料と養育費について具体的な合意に至った後も、夫婦が下した結論は一致しなかった。
夫は、妻と子どもたちのことが好きだと話し、離婚しない道を選んだ。これまでの行動を繰り返さず、今後はより良い夫、そしてより良い父親になりたいという意思を明らかにした。
一方、妻は夫に対する信頼がすでに壊れたことを理由に、離婚を選択した。妻によると、夫は自分の過ちを素直に認めるよりも話をそらすような態度を見せており、そのため、今後は夫が何を話しても信じることが難しいと感じていた。
夫は、子どもを育てる意思があることを示し、オートバイを購入したことなど、自分なりに努力している点にも言及した。しかし妻は、そのオートバイが放置されていると指摘した。妻は、言葉や購入という行動だけでは、夫が本当に養育に取り組む意思を持っているとは信じがたいという立場を明確にした。
こうして夫は家庭を維持し、良い夫と父親になりたいとして婚姻の継続を望んだ一方、妻は失われた信頼を理由に離婚を望んだ。5人の子どものための慰謝料と養育費は調整されたものの、夫婦関係そのものを続けるかどうかについては、最後まで異なる選択が示された。

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