ナム・ダルムの真心が届いた瞬間、イ・チャン理事が返した答えは「口づけ」
イ・チャン理事への憧れと仕事への情熱を告白したナム・ダルム。サセンファン疑惑や不買運動を受けて辞表を出すが、アペロの公式声明とイ・チャンの真心が二人の関係を新たな局面へ導いた。
誤解と真心が交錯した末に、二人の思いはついに触れ合った。ナム・ダルムは、イ・チャン理事に抱いてきた純粋な憧れと、仕事に向ける情熱を率直に告白する。その言葉によって対立は頂点に達したが、イ・チャンが返した思いがけない答えは張り詰めた空気を解き、深い余韻を残した。その答えは、二人の気持ちを確かめる口づけだった。

ナム・ダルムは、アペロに入社した理由を問われると、イ・チャン理事を長年応援してきたことを認めた。一方で、自分は決してサセンファンではないと明確に否定する。彼女がイ・チャンを見ながら育ててきたのは、私生活を追いかけたいという欲望ではなく、ファッションマーケターになるという夢だった。
その夢を実現するため、イ・チャンの近くで仕事を学びたいと考え、アペロへの入社を選んだのだとナム・ダルムは打ち明けた。二人でデートはしたものの、恋人同士ではないともはっきり線を引く。そこには、個人的な感情を抱きながらも、仕事に臨む姿勢との均衡を崩すまいとする彼女の強い意志が表れていた。
「サセンファンではなく、偽りのない真心」――ナム・ダルムは、自分をめぐる誤解から逃げることなく、正面から向き合う勇気を示した。しかし、告白の直後から事態は急速に深刻化する。一部のファンダムがアペロに対する激しい不買運動を展開し、ナム・ダルムを解雇するよう求め始めたためだ。
会社が受ける被害をできる限り抑えようとしたナム・ダルムは、自ら辞表を提出した。自分をめぐる騒動に対して責任を負おうとする決断だったが、その過程で明らかになった彼女の過去は、現在の疑惑とは異なる意外な一面を浮かび上がらせた。
ナム・ダルムはかつて、イ・チャン理事が所属していたグループのファンダム「ディエンジェル」で、第1期会長を務めていた。さらに、アンチファンに立ち向かった伝説的な逸話まで明かされる。彼女のファンとしての思いは、相手に一方的に執着するものではなく、長年にわたって力強く支え続けてきた気持ちだったことが示された。
イ・チャン理事は、ナム・ダルムが経験した混乱を理解し、アペロへ戻るよう勧めた。スターを好きになる気持ちは、ときに自分でも幼く感じられることがある。それでも本当に大切なのは、その気持ちを通じて「自分自身」を見つけていくことだという彼の助言は、ナム・ダルムの心に大きく響いた。
イ・チャンは、ナム・ダルムには何の落ち度もないと強調した。そして、仕事に情熱を注ぐ一人の構成員として、彼女が再び戻ってくる日を待つという本心を伝える。彼の言葉は、ナム・ダルムのファンとしての過去だけでなく、アペロで誠実に働いてきた現在の姿も認めるものだった。
絡み合った対立に終止符を打ったのは、アペロが発表した公式見解だった。会社は、問題となった社員がサセンファンではなく、むしろ職務に忠実な誠実な社員であると明確に説明した。個人に向けられた疑惑と、実際の勤務態度を切り分け、ナム・ダルムを守る姿勢を公式に示した形だ。
アペロはさらに、不当な退職圧力には応じないという強い立場を表明し、ナム・ダルムの復帰を正式に決めた。会社の保護と明確な支持を得たことで、彼女は再びアペロの一員として戻るための足場を取り戻した。辞表を出すほど追い詰められていた状況は、公式見解によって大きく動き始めた。
二人の関係もまた、新しい局面を迎えた。自分の気持ちは整理したとして距離を置こうとするナム・ダルムに対し、イ・チャンは「会いたくて来た」と率直に告白する。曖昧な態度でごまかすのではなく、彼女に会いたいという自分の感情を、そのまま言葉にして差し出した。
緊張と誤解に覆われていた時間を越え、互いの真心を確かめたナム・ダルムとイ・チャン。最後に映し出された二人の姿は、同じ会社で働く仲間という枠だけでは収まらない感情が、すでに二人の間を行き交っていることを示していた。憧れと仕事への情熱から始まった告白は、イ・チャンの率直な思いと口づけによって、忘れがたい答えを受け取った。